この度、9月28日(土)、29日(日)の両日、Black Signの2025SSコレクションの内見会をBlack Sign Main Lodgeにて行います。

　また今回は、Black Sign x Morningstarのクロスロード展も同時に開催致します。

[クロスロード展]

　孤高の哲学者、山田浩という男は仙人の風貌をした狼である。そして、氏のアトリエは大阪生野という当の大阪人でも滅多に入り込まない地域の入り組んだ路地の先にある。勿論、看板など有るはずも無い。故に、因果の歯車がかみ合った限られた者しか辿り着けないその“秘境”は、同時に森羅万象の空間でもある。

　今からさかのぼること12年前、氏は自身が体験したある事を機に、生き様を通し自己を表現すべくMorningstarを立ち上げた。人類が最初に身に纏った自然界からの頂き物、革をその表現の伴侶とし、12年もの間、ひたすら氏の賛同者の為だけに作品を制作し続けてきた。無論、これまで一度も“秘境” 以外で作品を供覧した事も対価を得た事も無い。

　Morningstar　“明けの明星”は、氏が求める自身の美学とロマンに正面から向き合い、そこから生まれた氏の分身であり、山田浩という男が歩む道の上でしか具現化できない作品群である。

　自身を“因果の観測者”と言い切る表現者の手から生み落とされるその革作品は、40年以上この業界を生業として生きてきた私の琴線に触れた数少ない逸品達でもある。究極のミニマリズムで構築されたその作品群には、素人眼では一見して見過ごすであろう“魂の美”が宿る。縫い糸を撚る事から革の選別、染色、縫製まで、その全てを自身の血肉に変え構築した作品群は、バウハウスが創造した造形美にも劣らない潔さを私の心眼に投影させる。

　Black Signという黒い暗号が歩んできた道と、Morningstar という明けの明星が歩んできた道が必然の因果で交わり、この度初めて我々のMain Lodgeにて月と星を結んだ一光として皆様にお見せできる運びとなりました。今回のクロスロード展用にご用意した作品は、私が監修し制作して頂く財布２型のみですが、氏がこれまでに制作した今を生きる作品群も初めて“秘境”の扉の外へと踏み出し、Main Lodgeにて同時にご覧いただくことができます。

　狼の手綱は、私がしっかり握っておりますので皆様お誘い合わせの上、安心してご来場下さい。

 岡本

【内覧会のお知らせ】

BLACK SIGN

2025 Spring&Summer Collection

Exhibition

at BLACK SIGN Main Lodge

９/２８ (sat) - ９/２９ (sun)

11:00-19:00

９月２８日(土)・２９(日)の２日間、当店BLACK SIGN Main Lodgeにて【ブラックサイン 2025春夏コレクション 内覧会】を開催いたします。

2025春夏コレクションの新作を展示し、いち早く皆さまにご覧いただける機会となります。

皆様のご来場を心よりお待ちしております

【９月のカスタムオーダー休止日】

『WESCO』・『WHITE'S BOOTS』のカスタムオーダーについて。

担当者不在の為、９月の下記営業日はカスタムオーダーや修理・お問い合わせの受付を休止の受付を休止させていただきます。

・６日(金)

・１２日(木)

・１９日(木)

ご不便・ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。